AGA治療中は脱毛効果が減弱するって本当?

AGA治療中は脱毛効果が減弱するって本当? についての記事です。 AGA治療で何を使っているかで結果が変わります。 注意点、リスクについて解説しました。 医療脱毛
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はじめに

脱毛に通っているんだけど、頭の毛が薄くなってきているのが悩みなんだ!

最近よく聞くAGA治療に興味があるんだけど、脱毛との併用って大丈夫なの?

それは、特に男性にありがちな悩みだね!

近年は、そういった悩みが増えているよ!

せっかく脱毛して髭周りが若々しくなったら、髪の毛も若々しくフサフサにしていたいよね!

こんにちは!ぱくぱくです🐼

AGAって言葉、聞いたことありますか?

AGAとは「男性型脱毛症」を指します。

最近は、若い方で薄毛に悩んでいる方が増えています。

脱毛クリニックに通う方の中にも、ムダ毛の脱毛はしたいけど頭の毛はフサフサであって欲しいという悩みを抱えている方がいらっしゃいます。

ここで疑問が浮かびますね。

『ほこたて』ではないですが、毛を生やしたいAGA治療、毛を脱毛したい脱毛施術、この二つを同時にやったらどうなるのか?

脱毛効果はしっかりと保たれるのか?

今回は、そのような疑問を解決していきましょう。

AGA治療と医療脱毛は同時に出来る?

まず初めに、結論から言うとAGA治療と医療脱毛を同時にすること自体は全く問題ありません

ただし、一部のAGA治療薬の中には、医療脱毛と並行して飲むことで脱毛効果に影響を与えるものがあります。

より分かりやすくするためにも、まずはAGA治療にどのようなものがあるかみてみましょう。

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AGA治療にはどのようなものがある?

一括りにAGA治療と言っても、治療法にはいくつか種類があります。

脱毛施術に全く影響がない治療法もあれば、影響を及ぼす治療法もあるため一通り確認しましょう。

男性ホルモンを抑える内服薬

AGA治療で最も一般的なのが、男性ホルモンを抑える薬を内服することです。

テストステロンという男性ホルモンを、より強い男性ホルモンであるジヒドロテストステロンに(DHT)変換させない効果を持つ「フィナステリド」や「デュタステリド」を内服します。

DHTが多くなると、毛の成長期が短くなり休止期が長くなると言われております。

そのため、DHTを抑えれば成長期が長くなり休止期が短くなることで毛の成長を促進するのです。

フィナステリドの副作用としては、男性が内服した場合、肝機能障害、前立腺癌の評価に用いる血清PSA値の半減などがあります。

女性が内服した場合は、妊婦に投与したときに限りDHTの低下により男子胎児の生殖器官の正常発育に影響を及ぼす可能性があると言われており、妊婦、妊娠の可能性がある女性、授乳中の女性の内服は禁忌となっております。

デュタステリドの副作用は、リビドー減退(性欲の減退)、インポテンツ、射精障害などです。

フィナステリドの副作用と同様にPSA値の半減、男子胎児の生殖器官の正常発育に影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。

ミノキシジル

ミノキシジルには、血流を良くし、毛母細胞を活性化して細胞分裂を早める効果があります。

内服と外用がありますが、内服は日本皮膚科学会では推奨されておりません

理由は、ミノキシジルを内服することで血圧が低下するという、重篤な副作用があるからです。

外用に関しては、しっかりと推奨されております

副作用としては内服、外用どちらにおいても痒み、発赤、毛嚢炎、接触性皮膚炎、多毛化などがあります。

ここで注意事項!

ミノキシジルは、内服することで血圧が低下する可能性あるという重篤な副作用をもっているんだ!

そのため日本皮膚科学会では『ミノキシジルの内服は行うべきではない』と評価されているよ!

参考資料1) 日本皮膚科学会ガイドライン

低出力レーザーの照射

低出力レーザーは、毛母細胞や頭皮のミトコンドリアに作用し細胞分裂を活性化することで発毛を促す効果があります。

医療脱毛で使用するレーザーとは種類と出力が大きく違います。

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部分的なAGA治療と部分的な脱毛の併用は可能?

結論から言うと、十分可能です。

AGA治療の中でも塗り薬などの外用薬や、部分的に照射する低出力レーザーであれば、効果はその箇所のみとなるためそれ以外の箇所であるヒゲなどを医療レーザー脱毛しても十分に効果を得ることができます。

内服するAGA治療と脱毛は併用可能か?

内服するAGA治療の場合は、効果が全身に現れます。

そのため、一部の内服薬を飲んだ場合はレーザー脱毛で十分な効果が得られなく可能性があります。

男性ホルモンを抑える薬であるフィナステリドとデュタステリドは、レーザー脱毛との併用は可能です。

男性ホルモンは頭皮を薄くしますが、ヒゲや胸毛などを濃くする効果があるため、男性ホルモンを抑えることでレーザー脱毛に影響が出る事はあまりありません。

一方で、ミノキシジルの内服薬の場合は、血流を良くし毛母細胞を活性化させるため全身の毛が濃くなる可能性があります

そのため、レーザー脱毛をしている箇所にも影響が出る可能性があります。

前述した通り、ミノキシジルの内服は血圧の低下を引き起こすという重篤な副作用があるため、皮膚科学会のガイドラインにおいても推奨されていないから、まずはそのようなAGA治療をするべきではないってことだね!

半永久脱毛した後でAGA治療することは出来るか?

医療脱毛では、毛母細胞を破壊するためそのあとに男性ホルモンを抑える作用があるフィナステリド、デュタステリドを内服しても、理論上は毛が新たに生えてくることはありません

ただし、ミノキシジルの内服をした場合、多毛化を引き起こす可能性があるため、医療脱毛で脱毛しきれなかった産毛が少し残っている箇所などは、濃くなるリスクがあります。

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まとめ

今回は『AGA治療中は脱毛効果が減弱するの?』についてでした。

特に男性に多い悩みかとは思いますが、特に頭髪の発毛とヒゲ脱毛をかけ合わせたい時などは参考にしてみてください。

局所的な治療の場合は、部位が被らない限りAGA治療と医療レーザー脱毛の併用は十分に可能です。

また、内服の場合も男性ホルモンを抑えるフィナステリド、デュタステリドの場合であれば、基本的にはレーザー脱毛の結果に影響を及ぼすことはありません。

女性の場合も、女性型脱毛症で治療薬を使用する際は、副作用に十分注意することに加え、脱毛との相性を十分に理解したうえで脱毛クリニックでの契約を考えましょう。

ではでは!ぱくぱくでした🐼

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プロフィール
ぱくぱくってどんな人?
ぱくぱく

こんにちは!
ぼくは、脱毛クリニックで勤務する30代の美容外科医です。
『脱毛まとめブログ』では、クリニックでの気づきや、脱毛に関するさまざまな疑問に答えられるブログ作りを目指してます。
ぼくが日々取り入れた知識や、診察時聞かれた質問などを皆さんに共有出来るように努めます。
そして、ぼくのブログが少しでもあなたのお力になれることを願っております。
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